滝山団地の魅力再発見!ロケ地巡りから住みやすさまで徹底解剖
東京都東久留米市に位置する滝山団地。近年、ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」(2023)や、映画「あちらにいる鬼」のロケ地として注目を集めるこの場所は、ノスタルジックな風景と豊かな自然が魅力です。今回は、滝山団地のロケ地巡りの楽しみ方から、住みやすさまで徹底的に解説します。
滝山団地とは?その歴史と魅力
昭和の面影を残す団地
滝山団地は、1960年代後半から70年代にかけて建設された、大規模な集合住宅群です。当時の住宅不足を解消するために、全国各地に同様の団地が建設されました。滝山団地もその一つで、最盛期には多くの人々が暮らしていました。特徴的なのは、その建物配置や緑豊かな環境。現在でも、当時の面影を色濃く残しており、懐かしい雰囲気を漂わせています。近年では、そのレトロな雰囲気が再評価され、映画やドラマのロケ地としても注目を集めています。高層建築が少ないため、空が広く感じられるのも魅力の一つです。昭和の時代にタイムスリップしたかのような、独特の空間が広がっています。
豊かな自然環境
滝山団地の魅力は、建物だけでなく、周囲の自然環境にもあります。団地内には、多くの樹木が植えられており、四季折々の風景を楽しむことができます。春には桜が咲き誇り、夏には緑が生い茂り、秋には紅葉が美しく、冬には雪景色が広がります。これらの自然は、団地に住む人々にとって、癒やしの空間となっています。
また、様々な規模の公園も整備されており、散歩やジョギングを楽しむこともできます。都心に近い場所にありながら、豊かな自然に囲まれた環境は、滝山団地の大きな魅力の一つです。バードウォッチングを楽しむ人もいるようです。
地域コミュニティの温かさ
滝山では毎年8月の下旬に、地域住民が一体となって楽しめるイベント「滝山・前沢みんなの夏まつり」が開催されます。三世代舞まつりや阿波踊りが登場します。これらの活動を通して、住民同士の親睦が深まり、温かいコミュニティが形成されています。実行委員会の方々には感謝です。このような地域コミュニティの温かさは、 滝山団地の大きな魅力の一つと言えるでしょう。
ロケ地巡り!「日曜の夜ぐらいは…」と滝山団地
ドラマの舞台を歩く
近年、滝山団地は、人気ドラマや映画のロケ地として、注目を集めています。 特に2023年に放送されたドラマ 「日曜の夜ぐらいは…」では、滝山団地が重要な舞台として登場し、多くの視聴者の心を掴みました。 ドラマのファンにとっては、滝山団地はまさに聖地。ドラマのシーンを思い出しながら、 団地内を散策することで、ドラマの世界観をより深く体験することができます。ドラマに登場した場所を巡るロケ地巡りは、滝山団地の新たな楽しみ方として、注目されています。実際に足を運んでみることで、画面越しでは伝わらない、団地の空気感や雰囲気を肌で感じることができます。
キャストは清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠、岡山天音、尾美としのり、和久井映見、宮本信子ほかです。(敬称略)
撮影スポットを探す
滝山団地には、写真映えするスポットがたくさんあります。ドラマに登場した場所はもちろんのこと、レトロな建物や風景、緑豊かな自然など、様々な被写体を見つけることができます。特に、夕暮れ時の団地は、ノスタルジックな雰囲気が漂い、写真撮影に最適です。お気に入りのカメラを持って、団地内を散策し、自分だけの撮影スポットを見つけてみましょう。SNSにアップすれば、「いいね!」が たくさんもらえるかもしれません。
団地の風景を切り取ることで、新たな魅力を発見できるかもしれません。写真愛好家にもおすすめのスポットです。
周辺施設もチェック
ロケ地巡りの際は、団地周辺の施設もチェックしてみましょう。滝山団地の周辺には、地元ならではの飲食店やお店があります。喫茶店や団子屋、カフェ、手作りのパン屋さんなど、 個性的なお店がたくさんあります。 ロケ地巡りの合間に、これらの店に立ち寄って、地元ならではの味を楽しんでみましょう。地元の人々との交流も、 旅の思い出をより豊かなものにしてくれるでしょう。地元の食材を使った料理を味わったり、お土産を買ったりするのもおすすめです。 周辺施設を巡ることで、 滝山団地の魅力をさらに深く知ることができます。
「海よりもまだ深く」の夕日野団地
是枝監督作品の舞台
是枝裕和監督の映画 「海よりもまだ深く」のロケ地となった夕日野団地も滝山団地です。 夕日野団地は、監督が9歳から28歳まで過ごした清瀬市の旭が丘団地が主な舞台となる作品ですが、建設時期がほぼ同じ(昭和43年)である東久留米市の滝山団地内でも撮影が行われ、作品中に登場しています。
キャストは阿部寛、真木よう子、小林聡美、リリー・フランキー、樹木希林ほかです。(敬称略)
ノスタルジックな風景
夕日野団地もまた、昭和の雰囲気を残す団地です。映画「海よりもまだ深く」のシーンを 思い起こさせる風景が広がっています。古い建物や、手入れされた庭、どこか懐かしい雰囲気の漂う商店街など、昭和の時代にタイムスリップしたかのような、独特の空間が広がっています。団地内を歩いていると、 まるで映画の中に迷い込んだような、不思議な感覚に包まれます。夕暮れ時には、夕日に照らされた団地が、より一層ノスタルジックな雰囲気を醸し出し、訪れる人々を魅了します。カメラを持って訪れるのもおすすめです。どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。
映画『あちらにいる鬼』
2022年公開の映画『あちらにいる鬼』は、作家・井上光晴と瀬戸内晴美(後の瀬戸内寂聴)をモデルにした小説を原作に、人間の愛と欲望の交錯を描いた作品です。物語の中で印象的なロケ地として使われたのも、東久留米市の「滝山団地」です。
昭和の面影を色濃く残すこの団地は、映画の中で主人公たちの日常や心情を象徴する場所として登場します。特に、公園やブランコ、自転車での移動シーンなど、どこか懐かしく温かみのある場面が印象的です。滝山団地ならではの広々とした空間や、昭和レトロな団地の風景が物語の世界観と見事にマッチし、登場人物たちの心の動きを優しく包み込むように描かれています。
かつての高度経済成長期の面影を残す滝山団地は、映画ファンだけでなく、昭和の風景に触れたい方にもおすすめのスポットです。キャストは寺島しのぶ 豊川悦司 広末涼子ほかです。(敬称略)
小泉今日子さん・小林聡美さん主演ドラマ『団地のふたり』と滝山団地
2024年9月1日からNHK BSプレミアムおよびNHK BS4Kで放送が開始されたドラマ『団地のふたり』も、この滝山団地で撮影されました。主演は小泉今日子さんと小林聡美さん。幼なじみであり、50代独身の二人が、昭和の香り漂う団地で共に過ごす日常を温かくユーモラスに描いた作品です。
ドラマ内では、滝山団地の階段やベランダ、公園など、東久留米市民にとって馴染み深い風景が随所に登場します。これらのシーンは、二人の何気ない日常や心の機微を丁寧に映し出し、視聴者にどこか懐かしい気持ちを抱かせます。現地夏祭りシーンの参加者エキストラの募集もありました。
『団地のふたり』のロケ地巡りを通じて、滝山団地の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
滝山団地の住みやすさ
生活に必要な施設が充実
滝山団地は、ロケ地としての魅力だけでなく、 住みやすさも兼ね備えています。団地内には、スーパーやコンビニ、 病院、薬局など、生活に必要な施設が揃っており、日々の生活に便利です。 特に高齢者にとっては、これらの施設が近くにあることは、大きなメリットとなります。また、団地内には、郵便局や銀行、地域センターもあり、生活に必要な手続きも済ませることができます。これらの施設の充実度は、滝山団地の住みやすさを支える、 重要な要素の一つと言えるでしょう。図書館もあります。
交通アクセス
滝山団地は、交通アクセスも比較的良好です。 西武池袋線の東久留米駅からバスでアクセスできます。 バス路線が充実しており、 東久留米駅だけでなく、 ひばりヶ丘駅など、 複数の駅へのアクセスが可能です。 東久留米駅から池袋駅までは、 電車で約30分。 都心へのアクセスも便利です。 また、団地内には、 バス停が複数設置されており、 団地のどこからでもバスを利用しやすいように、 配慮されています。 自家用車を持っている場合でも、 団地内には駐車場が完備されているので、 安心です。 ただし、時間帯によっては、 道路が混雑する場合もあるので、 注意が必要です。
子育て環境
滝山団地は、子育て環境も整っています。 団地内には、公園が複数あり、 子供たちが安全に遊べる場所が確保されています。 また、安心して通える小学校、中学校があります。 自然豊かな環境の中で、 子供を育てることができるのは、 滝山団地の大きな魅力の一つです。
まとめ:滝山団地の魅力を再発見!
ロケ地巡りから住みやすさまで
滝山団地は、昭和の面影を残すノスタルジックな雰囲気と、 豊かな自然環境、そして温かい地域コミュニティが魅力の場所です。 近年では、ドラマや映画のロケ地としても注目を集めており、 ロケ地巡りを楽しむ人々も増えています。 また、生活に必要な施設が充実しており、 交通アクセスも比較的良好で、 子育て環境も整っているなど、 住みやすさも兼ね備えています。 滝山団地は、 ロケ地としての魅力だけでなく、 住む場所としても、 非常に魅力的な場所と言えるでしょう。 ぜひ一度、滝山団地を訪れて、 その魅力を再発見してみてください。 新たな発見があるかもしれません。 滝山団地の未来に期待しましょう。